【8月12日 AFP】イスラム諸国では11日から1か月にわたる「ラマダン(断食月)」が始まったが、世界的人気を博しているスマートフォンは、礼拝の時間を把握したりイスラム教の聖典コーランを携帯するためなど、イスラム教徒の「信心深さ」を保つ上でも大活躍しているようだ。

「アルカワリズミ・ドット・コム(Al-Khawarizmi.com)」がオンラインで提供する「エッセンシャルズ・オブ・ラマダン(Essentials of Ramadan)」は、ラマダンの精神・身体両面における意味合いやその特別性などを説明するアプリだ。また、どこにいても忘れることなく時間通りに祈りを唱えるためのアプリも提供している。

 ノキア(Nokia)が提供する「プレヤー・タイムズ(Prayer Times)」やアップル(Apple)の「アイプレイ(iPray)」も、祈りの時間を知らせるためのアプリだ。

「アイプレイ・ライト(iPray Lite)」や「キブラ・コンパス(Qibla Compass)」などのアプリはスマートフォンの衛星測位機能を使い、ユーザーがきちんとメッカの方向を向いて祈りを捧げているかどうかを確認できる。

 またアップルの無料アプリ「アイコーラン(iQuran)」を使えば、コーランをスマートフォンに収めて携帯こともできる。

 この他、最寄りのモスクを探すためのアプリなどもある。一部無料のアプリもあるが、大半は1~3ドル(約85~260円)でダウンロードできる。(c)AFP