【1月12日 AFP】ロンドン(London)の金融街にある教会で11日、教区牧師がビジネスマンの携帯電話を祝福するという一風変わった礼拝が行われた。

 1136年に建立された由緒ある聖ローレンス・ジューリー(St. Lawrence Jewry)教会での特別礼拝には、約80人が列席。デビッド・パロット(David Parrott)教区牧師は、列席者らが空中に掲げた携帯電話やデジタル機器に向かって、祝福を行った。

 このアイデアは、かつて、クリスマス休暇後の最初の月曜日に、労働者たちがすきなどの仕事道具を教会で祝福してもらっていたことにちなんでいる。 

 Parrott教区牧師は、「かつての行事を現代風にアレンジして復活させた。テクノロジーに、そしてそれを支え使用している人々に、神のご加護があるようにとお祈りした」と話した。

 なお、携帯電話が祝福を受けられるよう、祝福中は電源をオンにしておくことが許可されたという。(c)AFP