【12月25日 AFP】(一部更新)ローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)は、バチカンで25日に行われたクリスマスのミサで、中東地域における平和の確立やアフリカ社会の安定への努力を呼び掛けた。

 サンピエトロ広場(St Peter's Square)に集まった巡礼者ら数千人を前に、ローマ法王はキリスト生誕の地であるベツレヘム(Bethlehem)の「聖なる光」が紛争や暴力回避の努力を続ける人びとに注ぐようにとの願いを語った。

 また「同じ光を、長期にわたって政治危機や社会的混乱に苦しんでいるジンバブエの人びとも必要としている」と訴えた。さらにコンゴ(旧ザイール)、スーダン、ソマリア情勢にもふれ、安定と平和の欠如が長引く紛争の原因だと述べた。

 ローマ法王のクリスマスメッセージは、テレビでも中継され、数百万人が視聴した。(c)AFP