パレスチナ自治区で放送されている、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)のアル・アクサ(Al-Aqsa)テレビの子供番組に出演する、人気キャラクター「ミッキーマウス」に酷似したキャラクター「ファルフル(Farfur)」(2007年5月11日撮影。資料写真)。(c)AFP/MOHAMMED ABED
【9月25日 AFP】人気キャラクターのミッキーマウス(Mickey Mouse)は「根絶すべき悪魔の手先」だ――サウジアラビアのイスラム教聖職者が前週出したこの宗教令について、エジプトのイスラム教聖職者がこうしたばかげた宗教令をやめるよう求めた。エジプトの英字紙エジプシャン・ガゼット(Egyptian Gazette)が24日、報じた。
サウジアラビアの元外交官で、同国のテレビに頻繁に出演しているイスラム聖職者のSheikh Mohamed al-Munajid師は前週、ネズミは「悪魔の手先」で根絶すべきものだとした上で、「シャリーア(Sharia、イスラム法)が求める根絶すべきネズミの中には、あの有名な漫画のネズミも含まれる」と語った。また、ミッキーマウスのせいで人びとがネズミに優しくなっているとした。
これに対し、エジプトの女性イスラム聖職者で、宗教令についての人気テレビ番組の司会を務めるSuad Saleh氏は、Munajid師の発言は「イスラムのイメージを損ねる」と指摘した。
Saleh氏はエジプシャン・ガゼット紙に対し「宗教令は、知識や論理、根拠に基づくものであるべきだ」としたうえで、「イスラムの教えに従えば、もちろんネズミは殺すべきだが、キャラクターのネズミを生きているものと同じように扱って殺そうとするなんて非論理的だ」と語った。
エジプトでは2005年、世界最古のイスラム教教育機関であるアズハル大学(Al-Azhar University)の元学長が、性行為中に裸になると婚姻は無効になるとの宗教令を出して物議をかもした。また、今月初めにもサウジアラビアのあるイスラム法学者が、「不道徳な」内容を放送している衛星放送局の所有者は死に値すると発言している。
Saleh氏は、イスラム聖職者はメディアをよく理解するために努力しなければいけないと指摘する。(c)AFP
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