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「ブルカは牢獄のよう」イスラム教徒の仏女性閣僚が発言

  • 2008年07月27日 18:33 発信地:パリ/フランス
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パリ(Paris)の国民議会(French National Assembly)で、ファデラ・アマラ(Fadela Amara)都市政策担当相。(2008年2月6日撮影)。(c)AFP/BERTRAND GUAY

【7月27日 AFP】フランスで16日、イスラム教を信仰する女性閣僚がインタビューで、イスラム教徒の女性が頭からつま先までを覆って着用するベール「ブルカ」について、「牢獄(ろうごく)の中の暮らしのようだ」と発言した。フランスではモロッコ国籍のイスラム教徒の女性による帰化申請が、却下されたばかりだった。

「ブルカは牢獄、拘束服だ」と述べたのは、ファデラ・アマラ(Fadela Amara)都市政策担当相。フランスでアルジェリア人の両親の下に生まれた同相自身、イスラム教を信仰している。

 大衆紙「パリジャン(Le Parisien)」のインタビューで同相は「ブルカは宗教的なしるしどころか、性差間の不平等を容認し、民主主義をまったく欠いた全体主義的な政治プロジェクトのしるし」と辛らつに批判した。

 フランスの行政裁判所の最終審にあたる国務院は6月27日、モロッコ人のイスラム教徒の女性による帰化申請を、この女性のイスラム信仰に基づく習慣と、世俗主義および男女平等に関するフランス法は相いれないとし、却下した。この裁判所判断についてアマラ氏は、「自分の妻にブルカをかぶせようとする狂信的な者たちへの説得材料になることだろう」と歓迎した。

 帰化を申請していたのはFaiza M.という名前だけが明かされているモロッコ国籍の32歳の女性で、申請について話し合うために夫とともに当局を訪れた際、ブルカを着用していた。同紙によると、政府職員らはその様子を「(布の)開いている部分から目だけが見える状態」だったと語った。

 3人の子どもをもつFaiza M.さんは、2000年からフランスに在住しているが、パリ(Paris)郊外で世間から隔絶された生活を送っていることを認めている。同紙はこれを「一族の男性への完全な服従状態で暮らしている」と表現した。

 女性の権利運動の指導者的存在でもあるアマラ氏は、ベールもブルカも長さが違うだけで、女性に対する抑圧の象徴である点は変わりないと述べた。

 Faiza M.さんの帰化申請を認めないという審判は、フランス国内で左右両派の政治家たちから称賛を得た。 

 フランスは欧州最多の500万人のイスラム教徒人口を抱える。4月には北部の都市リール(Lille)で、イスラム教徒の男性が、妻となった女性が結婚前に処女であると嘘をついていたことを理由に、結婚の解消を申請し、認められた。この一件はフランス全国に論議を巻き起こした。国はこの判断について上訴する予定だ。

 世俗主義を守ろうとするフランス政府の動きの一環として2000年には、国営学校で女子生徒にベールその他の宗教的シンボルを着用することを禁じる法律が成立した。(c)AFP

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