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聖職者の児童虐待は「米社会の堕落にも責任」、ローマ法王

  • 2008年04月17日 11:58 発信地:ワシントンD.C./米国
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米ワシントンD.C.(Washington D.C.)の教会「Basilica of the National Shrine of the Immaculate Conception」で、晩祷(ばんとう)に臨むローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)(2008年4月16日撮影)。(c)AFP/Vincenzo Pinto

【4月17日 AFP】訪米中のローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)は16日、米カトリック教会で問題化した聖職者の未成年に対する性的虐待について、教会側の対応を厳しく批判すると同時に、堕落した米社会にも責任の一端があると述べた。

 法王は司教らに対し、長期にわたって行われていた虐待への対応において教会側に「非常にまずい対応があった」と指摘。その上で、「メディアを通して家庭にポルノや暴力があふれている現状で、児童保護を訴えることに何の意味があるだろうか」と語り、「社会を支える価値」の再評価を求めた。

 米国では2002年、ボストン大司教区の神父が教会員の未成年者に性的虐待を行い、大司教が事件を隠ぺいしたことが発覚。米カトリック教会は以降、児童保護に関する報告書を年1回発表しているが、07年は年間689件(前年比54%増)の虐待容疑が申し立てられ、和解金などで教会側は6億1500万ドル(約630億円)を支払った。

 被害者支援団体や活動家らは、司教らが聖職者による虐待事件を隠ぺいしてきたことや、ひどい場合には自らも虐待を行ったことを非難し、加害者すべてに対する断固とした処罰をバチカンに求めている。(c)AFP

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