【クアラルンプール/マレーシア 1日 AFP】マレーシアのインド系住民約200万人により、奇祭「タイプーサム(Thaipusam)」が執り行われている。タイプーサムは、ヒンズー教の主教シヴァ神(Lord Siva)の息子ムルガ神(Lord Muruga)が母である女神パールヴァティ(Goddess Pavarthi)から無敵の槍を与えられ、魔王を倒した日を祝う祝典。中心的開催地であるクアラルンプール(Kuala Lumpur)近郊のバツーケイブ(Batu Caves)では、舌や頬、胸、背中、肩などに串を刺した信者が裸足で272段の石段を上り、「カヴァディス(kavadis)」と呼ばれる貢ぎ物を運んで寺院まで練り歩く姿がみられる。写真は1日、バツーケイブの寺院に向かう前に清めの水を浴びる信者。(c)AFP/TENGKU BAHAR