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ダライ・ラマ14世、ハリウッドに「仏陀」の映画制作を提案 - 米国

  • 2006年09月16日 11:39 発信地:米国
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写真は14日、パサデナ・シビック・オーディトリアムで演説するダライ・ラマ14世。(c)AFP/HECTOR MATA

【ロサンゼルス/米国 15日 AFP】亡命中のチベット指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(71)は15日、仏陀(Buddha)の人生を描いた映画の製作をハリウッドの映画監督らに提案した。

■ユニバーサルシティ・スタジオで「ミラレバ」を上映

 ダライ・ラマ14世は5日間の日程でカリフォルニア州を訪れており、この発言は、日程最終日の15日、ロサンゼルスで開催されたユニバーサルシティ・スタジオ (Universal City studios)の映画上映会での演説中のもの。会場では、仏教徒のイタリア人映画監督Lama Neten Chkling Rinpoche氏が11世紀チベットに実在したラマの高僧を描いた映画「ミラレパ(Milarepa)」が上映された。

「仏陀の人生は皆さんにインスピレーションを与えてくれるでしょう。仏教の宣伝活動のためではなく、世界を救うために仏陀の映画を作っていただきたいのです。ハリウッド映画なら、世界中に影響を及ぼし人々の共感を得ることができるはずです」
 ダライ・ラマ14世は上映会に集まった6000人の聴衆に、こう語りかけた。

■ダライ・ラマ14世に議会名誉黄金勲章を授与

 この上映会は、下院が13日に議会名誉黄金勲章(Congressional Gold Medal)をダライ・ラマ14世に授与する法案を可決したことから行われた。同勲章は米国で最高の市民栄誉賞。過去の受賞者には、元英国首相のウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)氏、前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(Pope John Paul II)、マザー・テレサ(Mother Teresa)、ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元南アフリカ大統領らがいる。

 ダライ・ラマ14世はこれまで、宗教調和、非暴力、人権などに対する擁護運動を行ってきたほか、チベット問題をめぐり中国政府との対話による平和的解決に取り組んできた。今回の同勲章授与は、これらの活動が評価されたもの。

■講演ツアーにシャロン・ストーンが同行

 ダライ・ラマ14世は今回訪問したカリフォルニア州で「Compassion: the Source of Happiness(おもいやり:幸福になる心)」と題された講演のツアーを行っていた。ツアーには女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)も同行し、上映会の演説の際も、ダライ・ラマ14世の傍らに立っていた。

 現在ハリウッドでは大勢の著名人がダライ・ラマ14世に心酔しており、ストーンもその1人。先の「ヴェネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)」にはストーンが主演したエミリオ・エステヴェス(Emilio Estevez)監督作品「Bobby」が出品されたが、今回のダライ・ラマ14世の講演ツアーに同行するため、現地での上映会には出席しなかったという。

 1959年、チベット自治区における市民の抵抗運動が中国政府に武力弾圧されたことから、ダライ・ラマ14世はインドへの政治亡命を余儀なくされた。その後インドのダラムサラ(Dharamsala)で亡命政権を樹立し、チベット仏教の教えを世界各国に広める活動に従事している。1989年にはチベット国家の民主的・平和的な樹立に対する活動が高く評価されノーベル平和賞を受賞した。
 写真は14日、パサデナ・シビック・オーディトリアムで演説するダライ・ラマ14世。(c)AFP/HECTOR MATA

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