【9月25日 AFP】英ノーサンプトン(Northampton)にホラー映画に登場する邪悪なピエロのような格好をした謎の人物が出没し、住民たちをおびえさせている。

 米小説家スティーブン・キング(Stephen King)が1986年に発表、1990年にテレビドラマ化された「It」に登場する邪悪なピエロ、「ペニーワイズ(Pennywise)」のような姿の「ノーサンプトンのピエロ」は、赤毛が付いた白いマスクをかぶり、手に風船を持っている。「It」はピエロの姿で現れる殺人者と戦う米国の7人の子供たちの物語だ。

 「ノーサンプトンのピエロ」の正体はいまだ不明だが、街中で「自分撮り」した写真をフェイスブック(Facebook)などに投稿した奇妙な行動について本人は20日、「害のない冗談」だと話した。このピエロのフェイスブックのフォロワーは約14万7000人に上っている。

 地元紙ノーサンプトン・クロニクル・アンド・エコー(Northampton Chronicle & Echo)に対し、「すごく怖がっていた人たちがいても不思議ではないが、罪のないちょっとした遊びだと思ってくれるようになればいいと思う」と述べ、「ほとんどの人は、ちょっと驚かされることを面白がる。あとで笑い話にできるだろう。ホラー映画を見るようなものだよ」と語った。また、「ペニーワイズ」を参考にしていることを認め、現在は298歳で、30年に一度目を覚ますのだと説明した。

 ノーサンプトン市のレス・マリオット(Les Marriott)市長はAFPの取材に対し、「ピエロ」が市内に出没していることは把握しているとする一方で、「私のところに直接寄せられている苦情はなく、地元メディアはこの一件を非常に軽く受け止めている。ノーサンプトンの外ではどう捉えられているかは分からないが、ピエロ自身も、ちょっとした遊びのつもりではないか」と話した。(c)AFP