【8月11日 AFP】米国の男性の3人に2人はデート中に支払う料金は女性も負担すべきだと考えている一方、多くの男性は女性にお金を払ってもらうことには負い目を感じていることが、10日に発表された研究で明らかになった。

 米ニューヨーク(New York)で10日から13日までの日程で行われる米社会学会(American Sociological Association)の年次大会で10日に発表された調査結果によると、女性にもお金を出してもらうことを希望する男性は全体の64%。全く支払いをしない女性は「恋愛対象から外す」とまで答えた男性は44%だった。一方で76%は、パートナーになるかもしれない女性に支払いを負担してもらうことを申し訳なく思うと答えた。

 調査は、米カリフォルニア(California)州にあるチャップマン大学(Chapman University)の心理学者、デービッド・フレデリック(David Frederick)博士が主導して行った。

 調査チームは1万7000人以上から得た回答を綿密にチェックし、性別に基づく役割の規範が変化したことが、伝統的な男女交際のあり方にどのような影響を与えたのか調べた。

 その結果、男性の84%、女性の58%は、互いに相手を特定の交際相手とみなすようになってもしばらくの間は、男性がデート代のほとんどを支払うべきだと考えていることが分かった。

 女性の57%はデートの費用を支払うと申し出たことがあると答えたが、男性がその申し出を断ってくれるのを期待すると打ち明けた女性も39%に上った。また、男女とも回答者の大多数が、交際し始めてから最初の6か月のデート代は女性も負担していたと答えた。(c)AFP