【8月2日 AFP】中国南部・広州(Guangzhou)市の白雲空港(Baiyun Airport)で、男性の搭乗客がケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の包装袋の中にカメを隠し、荷物検査をかいくぐって機内に持ち込もうとしたが失敗し、カメの「搭乗」が拒否されるという出来事があった。31日の現地紙「広州日報(Guangzhou Daily)」が伝えた。

 同紙によれば、空港の警備スタッフが搭乗者の手荷物を検査していたところ、X線画面上に映った袋の中に怪しい「四隅」を持つ物体を発見した。職員は、「李」という名字だけが公表されているその搭乗客に袋を開けるよう指示した。李さんは当初、中にはハンバーガー以外に何もないと主張したものの、結局、袋の中にカメが入っていることを認めたという。李さんは最愛のカメと一緒に旅行をしたかったので、この方法を考え出したと同紙は伝えている。その後、李さんは友人の元にしぶしぶカメを置き去りにして、1人で北京へ飛び立ったという。(c)AFP