【4月19日 AFP】世界最高齢の木村次郎右衛門(Jiroemon Kimura)さんが19日、116歳の誕生日を迎えた。木村さんの住む京都(Kyoto)府京丹後(Kyotango)市には、100歳以上の住民が木村さんを含めて95人もいることから、市は長寿の秘訣についての調査を開始した。

 1897年生まれの木村さんは、喫煙はせず、飲酒もほどほど。食事も「腹八分目」を心がけ、モットーである「食細くして、命永かれ」を地で行く生活を送っている。

 そんな木村さんら京丹後に暮らす高齢者たちについての長寿の秘訣を探ろうと、京丹後市は調査プロジェクトを発足させた。同市はAFPに対し、木村さんの他、市内の100歳以上の高齢者50人ほどの食生活を調査すると説明。特に摂取する塩分量について関心があるという。

 市では調査・分析で得られた結果をレシピ本としてまとめ、11月に開催されるシンポジウムで発表する予定だ。市民の健康、さらには郷土料理を生かしたPR活動を展開し、観光客を誘致したいという。(c)AFP