【3月1日 AFP】中国紙、銭江晩報(Qianjiang Evening News)が伝えたところによると、中国東部の金華(Jinhua)市にある会社社長が、12歳の娘の宿題を9人の社員に強要し、残業をさせてまで算数の問題を解かせるなどしていたことが分かった。学校での競争が激しい中国で、企業における「専制政治」と娘に良い成績を取らせたいという「親心」が、こうした行動につながったとみられている。

 ある社員は同紙に対して苦しい胸の内を語り、「宿題をやれ、これは訓練のようなものだ」と社長に強要されていたと訴えた。同じ日に残業させられるのは大抵、社員2人だったという。

 しかし、旧正月の休暇中、「故郷の変化を表現する」宿題で、9人の社員は絵を描く、写真を撮る、映像を撮影する、作文を書くなどの作業を求められた。社員たちは小学生の作品に見えるよう、質を落とす努力をしたと説明。そのうちの1人である35歳の男性社員は、小学生の女の子のつもりになって、「想像して」作文を書いたと話した。

 銭江晩報は、この企業の社名や社長の氏名を特定しておらず、父親である社長やその娘の処遇にも触れていない。しかし、娘が通学する学校の教師の1人は、「(宿題の)本来の意図から完全に外れている」と憤っている。(c)AFP