【2月12日 AFP】フィリピンで10日に死んだ「生け捕りにされた過去最大のウミワニ」の死因を究明するために、フィリピン当局は12日、解剖を実施した。ワニは小さな飼育小屋で観光客向けに公開されていたため、飼育に不手際があったのではないかとの声が広がっていた。

 体長6.17メートルのワニ、「ロロン(Lolong)」は原因不明の疾患により10日、フィリピン南部の小さな飼育小屋の中で死んだ。2011年に生け捕りにされて以降、その場所で公開されていたという。

 フィリピンの野生動物保護当局のムンティダ・リム(Mundita Lim)局長はAFPの取材に「真の死因を知って、うそや憶測が広がらないようにしたい」と語った。解剖結果は週末には判明するという。

 大手メディアはロロンがプラスチックとナイロンのコードを食べて死んだと報じているが、獣医師らはロロンの体内から異物の痕跡は発見されなかったと発表している。(c)AFP