【12月21日 AFP】マヤ暦に基づく「世界の終末」とされる21日を迎えるにあたり、米ミシガン(Michigan)州で20、21日の両日を休校とし、クリスマス休暇の開始を早める学校が出ている。米コネティカット(Connecticut)州の小学校で児童ら26人が射殺された銃乱射事件を受け、これを真似た事件が起きるのではとのうわさが広まったためという。

 ミシガン州ラピーア(Lapeer)郡では全学区で20日からの2日間を休校とし、ホッケーの試合など22日に予定されていた課外活動も全て中止した。学区を統括するラピーア・コミュニティー・スクールズ(Lapeer Community Schools)のマット・ワンドリー(Matt Wandrie)氏はウェブサイトで、うわさに根拠はないが生徒、教師、学校、保護者たちの懸念が非常に強く授業に差し支える状態なため、休校が適切だと判断したと説明している。

 同州ジェネシー(Genesee)郡でも、郡内全ての学校で20、21日を休校となる。

 全米の学校では21日朝、コネティカット州ニュータウン(Newtown)のサンディフック小学校(Sandy Hook Elementary School)で起きた銃乱射事件で犠牲となった児童20人、職員6人を悼み黙とうの時間を設けることにしているが、休校措置を取るミシガン州の学校ではこれも実施されない。(c)AFP