【12月5日 AFP】存命中の世界最高齢者に認定されていた米国人、ベシー・クーパー(Besse Cooper)さんが4日、死去した。116歳。米CNNが報じた。

 息子のシドニーさんによると、クーパーさんは米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)東部のモンロー(Monroe)で死去した。「長く、良い人生だった。安らかに亡くなった」と、シドニーさんは語った。

 クーパーさんは1896年8月26日、テネシー(Tennessee)州生まれ。ギネス世界記録(Guinness World Records)は2011年1月、クーパーさんを存命中の世界最高齢者に認定した。

 長寿の秘けつを問われ、クーパーさんは「他人のことは気にしない。それとジャンクフードを食べない」と語っていた。

 アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション(Atlanta Journal-Constitution)紙によると、クーパーさんは1924年、夫のルーサーさんと結婚。4人の子どもをもうけた。114歳の誕生日には、孫が12人、ひ孫、やしゃごもそれぞれ十数人以上いた。

 クーパーさんが生まれた年に、最初のダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)が発表され、初めての近代五輪大会が開催され、ヘンリー・フォード(Henry Ford)が初めての自動車を製作した。(c)AFP