【9月19日 AFP】ニュージーランドで、宝くじの抽選結果を勘違いした男性が、総額17億円超に相当する高額当たりくじを一旦捨ててしまうというハプニングがあった。

 20代のこの男性が14日、匿名でフェアファックス・ニュース(Fairfax News)に語ったところによると、床屋に行ったが店が閉まっていたため、ふと思いついて散髪代として持っていた金で宝くじを購入したという。

「電話で抽選結果を調べたんですが、別の宝くじの結果を見てしまったらしいんです。てっきり外れたと思って、くじ券を捨て心機一転、出勤しました」

 ところが、翌日になっても当選者がまだ名乗り出ていないことを知った男性は、念のため捨てた券を確認してみる気になった。「当選者は誰だ、という話題で町中が持ちきりでした。そこで初めて、もしかするともう一度調べ直したほうがいいかもしれないと思ったんです」

 果たして、捨てた宝くじは総額2700万ニュージーランド(NZ)ドル(約17億5700万円)の大当たりだった。

 当選賞品の内訳は現金2559万2110NZドル(約16億6600万円)のほか、イタリアの高級スポーツカー「ランボルギーニ・ガヤルド(Lamborghini Gallardo)」とドイツのSUV(スポーツ用多目的車)「アウディQ7(Audi Q7)」各1台、モーターボート1艇、額面5万NZドル(約320万円)のプリペイド式クレジットカード1枚、さらに5万NZドル相当の旅行券に、別荘費用67万5000NZドル(約4400万円)という。(c)AFP