【6月10日 AFP】イスラエルのエルサレム(Jerusalem)市当局は、イヌのふんの放置に悩まされているとして、ふんからイヌを特定できるようにイヌのDNAのデータベースを作成する計画を発表した。

 市当局の声明によると、市内のイヌからだ液を採取してデータベースを作成する計画。「市の試験プロジェクトは、歩道や公園、公共の場所を汚す行為を減らすために、イヌのDNAデータベース作成を提案している」と述べている。

 データベース完成後は、市周辺に放置されたふんからイヌを特定可能かどうか試験する予定だという。

 イスラエルのヘブライ語日刊紙ハーレツ(Haaretz)によると、市当局は登録済みのイヌ1万1000頭のうちの70~80%のだ液サンプルを集めたい考え。ふんを放置したイヌの所有者には750シェケル(約1万5000円)の罰金が科される。

 市の獣医師は「このやり方ならどこにも逃げられない」と述べ、この制度が効果を発揮するだろうと語った。(c)AFP