【5月12日 Relaxnews】世界の約45か国・地域に展開する国際ホテルチェーン、ハイアット・グループ(Hyatt Group)はこのほど「Food. Thoughtfully Sourced. Carefully Served(食─厳選素材を丹念に調理)」と銘打ち、持続可能性に着目して改定した健康メニューを各ホテルで提供すると発表した。

 ライバルのホテルグループ、シェラトン(Sheraton)が3月に滞在客の健康と地球環境を考慮したという触れ込みのメニュー提供を開始しており、ハイアットもこうした潮流に追随した形だ。

 ハイアットで提供する健康メニューは、麦類アレルギーの原因となるたんぱく質が含まれていない「グルテンフリー」の料理や、ベジタリアン向けメニュー、有機農産物を使用した料理など。添加物や塩分量も控えているという。

 さらに、各ホテルが立地する地元の農家による市場や団体を支援するため、メニューで使用する食材のうち少なくとも5種類は地元産のものを使用する。

 ハイアットでは、同ホテルチェーンが世界規模で導入する戦略としては、過去最大のプログラムだとうたっている。

 一方、ライバルのシェラトンが3月に立ち上げたメニューは、「Color Your Plate(お皿を彩ろう)」というプログラムで、1回の食事で異なる3色の野菜を摂取できる仕組みになっている。(c)Relaxnews/AFPBB News