【1月13日 AFP】2011年に最もワインを消費した国は米国だったと、世界最大のワイン・スピリッツ見本市を運営する「ヴィネクスポ(Vinexpo)」と英酒類調査会社IWSRInternational Wine and Spirit Research)が12日、発表した。

 IWSRがワイン生産28か国と114市場を対象に行った調査によると、トップとなった米国のワイン消費量は37億本相当だった。

 2位はイタリア、3位はフランス、4位はドイツと常連のワイン消費大国が並ぶ一方、5位には英国を抜いて中国が入るなど、今回の調査では新興国や東アジアの国々の台頭が目立った。中国(香港を含む)の2011年ワイン消費量は19億本相当。

 一方、同調査の2011~15年ワイン消費量予測では、米国の10%増に対し、中国は54.3%増となっている。また、欧州に関しては現在のところ、世界のワイン消費量の62%を占めるものの、同期間の増加予測は0.4%にすぎず、IWSRでは欧州でのワイン消費は今後、減少していくとみている。(c)AFP