【1月9日 AFP】英国のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は9日、30歳の誕生日を迎えた。

 ウィリアム王子(Prince William)との結婚から、これまでの9か月間、キャサリン妃の表立った行動はあまりないが、英大衆紙の紙面は、パーティー好きのヘンリー王子(Prince Harry)やキャサリン妃の妹で市民の間で人気が高いピッパ・ミドルトン(Pippa Middleton)さんが、未来の王妃となるキャサリン妃のために豪華な誕生日パーティを計画しているとの噂記事が満載だ。

 だが、英王室は、キャサリン妃の誕生日は「内輪で控えめに祝う」と公表している。

 昨年4月末のロイヤルウエディング以来、キャサリン妃が公務で姿を見せたのは英国内での15回ほどと、ウィリアム王子に同伴した米・カナダ歴訪時だけで、他の英王室メンバーと比べ非常に少ない。滅多に姿を見られないキャサリン妃の言葉を聞く機会は、さらに少ない。

 それでもキャサリン妃は英国民の人気者だ。キャサリン妃と接する機会のあった人々は、キャサリン妃の印象を、会話を楽しみ気取ったところがない女性と好意的に語っている。

 英王室は今月初め、王室の伝統としてキャサリン妃が、発達障がいを持つ子どもたちのためのアートセラピー活動団体や元麻薬常習者の更正支援団体など4つの慈善団体の後援者を務めると発表した。ちなみにエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が後援する慈善団体の数は600。

 このほか、キャサリン妃はガールスカウト活動にもボランティア指導者として参加する。ウィリアム王子が英空軍パイロットとして勤務するウェールズ北部アングルシー(Anglesey)近郊での活動が主となる見通しだ。(c)AFP/Nathalie Auriol