【1月1日 AFP】スウェーデン北部の家庭菜園でニンジンを収穫したレーナ・パールソン(Lena Paahlsson)さんはびっくり仰天した。16年前になくした結婚指輪が出てきたからだ。

 12月31日の現地紙ダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)によると、レーナ・パールソン(Lena Paahlsson)さんは1995年、クリスマスの前に娘たちとお菓子を焼こうとホワイトゴールドの結婚指輪を外してキッチンのカウンターに置いた。しかし、その後指輪はなくなってしまった。

 レーナさんは思いつく限り全ての場所を探し、最後には床板まではがしたが、どうしても指輪は見つからなかった。レーナさんと家族はすっかりあきらめていた。

 しかし2011年10月、この年の最後のニンジンを収穫したとき、レーナさんは1本のニンジンにこの指輪がひっかかっているのを見つけた。この畑には堆肥かヒツジのふんしか使っていないので、指輪は台所のシンクに落ちてポテトの皮などと一緒に堆肥にされたか、ヒツジの餌になったのだろうとレーナさん一家は考えている。

 「もう望みはないと思っていました。でもせっかく見つかったので、きちんとつけられるようにしたいです」とレーナさん。指輪は現在のレーナさんの指には小さすぎるが、レーナさんはサイズを直す予定だという。(c)AFP