【12月28日 AFP】イタリア・ローマ(Rome)最大の観光名所であるコロッセオ(Colosseum)で27日、再び崩落があった。

 アーチの1つから、火山性凝灰岩の塊が崩れ落ちた。2日前のクリスマスにも観光客から同様の報告があり、地元当局は警戒を強めていた。

 約2000年前に建造されたコロッセオの劣化は進んでいる。伊高級靴ブランド「トッズ(TOD'S)」グループのディエゴ・デッラ・ヴァッレ(Diego Della Valle)会長兼CEOは、観光客が立ち入れるエリアも拡大する3年間のコロッセオ修復プロジェクトに2500万ユーロ(約25億円)支援すると発表しているが、同プロジェクトは依然着手されておらず、現時点で開始時期は来年3月となっている。

 コロッセオは2010年5月にも一部が崩落し、崩壊の懸念が高まった。(c)AFP

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