【12月20日 AFP】米国のホームレス家族支援団体「National Center on Family Homelessness」は19日、保護施設や自動車、廃屋、公園で暮らす子どものホームレスは、2010年に160万人に達したとする報告書を発表した。米国の子ども45人につき1人にあたるという。

 景気低迷を受けて2007年から28%増加した。米国の子どものホームレスのうち半数が6つの州に集中しており、ジョージア(Georgia)州、アラバマ(Alabama)州、そして全米で最も人口の多いカリフォルニア(California)州などが特に厳しい状況にあるという。

 子どものホームレスの42%は6歳以下で、全体の3分の1は持病を抱えたシングルマザーと暮らしていた。この団体は、いますぐ子どものホームレス問題の解決に取り組もうと呼びかけている。(c)AFP