【12月18日 AFP】バングラデシュ警察は15日、大学の学位取得のために無断で勉強を始めた妻に腹を立て、妻の指を切断した容疑で、男を逮捕したと発表した。永続的な障害を負わせた容疑で送検する考えだという。

 警察当局のモハマド・サラウディン(Mohammad Salauddin)署長によると、アラブ首長国連邦(UAE)で出稼ぎ労働者として働いていたラフィクル・イスラム(Rafiqul Islam)容疑者(30)は、バングラデシュに帰国して数時間後に、妻のハワ・アクテル(Hawa Akhter)さん(21)を縛り付け、口をテープでふさいでから、右手の指5本を切断した容疑が持たれている。

「容疑者は8年間の基礎教育しか受けていなかったが、妻は高等教育を受けるために大学に通っていたため、激昂して犯行に及んだ」と、サラウディン署長はAFPに語った。

 イスラム容疑者は、ダッカ(Dhaka)で逮捕され、容疑を認めているという。警察当局は捜査を終え、イスラム容疑者を送検する準備を進めている。永続的な障害を負わせた罪で起訴されて有罪となれば、最高で終身刑が言い渡される可能性がある。

 妻のアクテルさんは、治療を受けて実家に戻っている。アクテルさんは、同国英字紙デーリー・スター(Daily Star)に対し、「右手は切られたけれど、まだ左手が残っている」と語り、大学教育を修了したいとの考えを述べた。

 イスラム教徒が国民の大半を占めるバングラデシュでは、教育を受けた女性に対する恐ろしい家庭内暴力(DV)事件が次々に発生している。

 6月には、無職の夫が、名門ダッカ大学(Dhaka University)助教授の妻がカナダの大学でさらに高い教育を受けようとしたことが許せず、妻の両目をくりぬくという事件があった。(c)AFP