【11月7日 Relaxnews】日本での自転車人気の拡大に伴い、自転車専用ナビゲーションシステムの発表や発売が相次いでいる。

 街中を自転車で散策することを意味する「ポタリング」なる新語まで登場した。パイオニア(Pioneer)も、同社が開発したナビは「ポタラー」にとって理想的な製品だと自信を見せる。

 自動車用小型ナビはかなり以前から普及していたが、自転車専用ナビを最初に開発した企業の1つがソニー(Sony)だ。6月に発売された「ナブ・ユー(nav-u)NV-U37」は、走行時間や距離、スクロールマップなどの他、傾斜の緩やかなルートや、車の多い幹線道路の代わりになる迂回路なども教えてくれる。

 パナソニック(Panasonic)は同社初の自転車専用ナビ「ゴリラ(Gorilla)CN-MC01L」を今月発売する。希望小売価格は4万円。防滴仕様となっている他、走行速度や消費カロリーなども表示される。

 パイオニアは前月25日、自動車専用ナビ「ポタナビ(PotterNavi)」を発表した。自転車のハンドルバーに取り付けられる2.4インチの液晶画面を備え、携帯電話用ネットワークを使ってインターネットに接続する。標準的な機能に加え、走行予定ルート上の天気を表示したり、決められた時間内に出発地点に戻れるような循環ルートを提示したりすることもできる。

 300万人と推定される日本人「ポタラー」の需要に応える設計になっている他、海外での需要も見込んでいる。発売は来年2月で、価格は4万円前後の予定。全世界で2015年までに100万台の販売を目標としている。(c)Relaxnews/AFPBB News