【10月23日 AFP】チェコで行われた地元のサッカー試合で、泥酔した審判が頻繁に転倒し、なんら理由なく3人の選手を退場処分にした後、警察官が踏み込むという騒動があった。

 審判のトーマス・フィドラ(Tomas Fidra)氏は、Tynec-nad-LabemJestrabi Lhota戦で、Jestrabi側の選手3人を退場処分にした。フィドラ審判の服は、何度も転んだために泥だらけになっていた。

 Jestrabi Lhotaの関係者Karel Dusek氏は、チェコ紙リドベー・ノビニ(Lidove Noviny)に対し「審判の息はまるで醸造所のような臭いがした。誰かの誕生日を盛大に祝ったことを隠そうともしなかったよ」と語った。

 Dusek氏によると、試合に出る審判の飲酒を禁じる規則はない。「プレーを拒否したら、われわれが処罰を受けたかもしれない」

 たった8人でのプレーを余儀なくされた相手に対し、ホームのTynec-nad-Labemは攻撃しない方針を決めたという。結局、地元のサッカー協会は、1ー1に終わった試合をフェアプレー精神のもと、無効とした。フィドラ氏は12か月の出場停止処分を受ける可能性もある。(c)AFP