【10月22日 AFP】サウジアラビア王室は22日、スルタン・ビン・アブドルアジズ(Sultan bin Abdul Aziz)皇太子が死去したと国営テレビで発表した。86歳前後だったとみられる。スルタン皇太子の弟のナエフ・ビン・アブドルアジズ(Nayef bin Abdul Aziz)内相が、アブドラ・ビン・アブドルアジズ(King Abdullah bin Abdul Aziz)国王(87)の第1継承者となる。

 スルタン皇太子はアブドラ国王の異母弟だった。新たに皇太子となるナエフ氏も国王の異母弟で、78歳。

 約50年にわたり国防航空相を務めたスルタン皇太子は、6月中旬から治療のため米国に滞在していた。7月に手術を受けたが、その後の健康状態は発表されていなかった。また、アブドラ国王も現在椎間板ヘルニアの手術を受けてリヤド(Riyadh)の病院に入院している。(c)AFP/Assad Abboud