【9月19日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島ブナワン(Bunawan)で今月初めに捕獲されたばかりの「巨大ワニ」が、開園したばかりの専用施設で一般公開され、早くも人気者となっている。

 このワニは体長6.4メートルもあるオスのイリエワニで、人間2人を食い殺したとみられている。捕獲された中では史上最大とされる。

 ワニは、今は亡きワニ猟名人にちなんで「ロロン(Lolong)」と名づけられた。観覧料20ペソ(約36円)を払ってでも、おりの中の池で寝そべるロロンを一目見ようと、フィリピン全土から来園者が訪れている。町では観覧料を、ロロンの捕獲にかかった費用100万ペソ(約180万円)に充てる考えだ。

 だが、ブナワンのエドウィン・エローデ(Edwin Elorde)町長は、さらなる野望を抱いている。ブナワン近郊で目撃情報のある別のワニも捕獲して、同施設の目玉にしようというのだ。このワニは、ロロンよりも、さらに大型だという。「住民たちが目で見ている。大きさは体長が7メートル半から9メートルくらいで、幅は1.2メートルくらいはあるだろう」(エローデ町長)(c)AFP

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