【6月7日 AFP】米著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏と昼食をする権利のオンライン競売が6日に始まり、入札額は開始からわずか数時間で200万ドル(約1億6000万円)を超えた。

 投資持株会社バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)創設者で、投資の成功によって「オマハの賢人」とも呼ばれているバフェット氏は、1999年以降毎年、米サンフランシスコ(San Francisco)のグライド財団(Glide Foundation)のためのチャリティー競売として、昼食会に参加する権利を出品している。

 落札者は、ニューヨーク市(New York City)の有名ステーキハウス「スミス・アンド・ウォレンスキー(Smith & Wollensky)」で、友人7人を連れてバフェット氏と食事ができる。

 競売はインターネット競売イーベイ(eBay)で開催中で、入札期間は5日間だ。2007年の落札価格は65万100ドル(現在のレートで約5200万円)だったが、前年の落札価格は263万ドル(同2億1000万円)に達した。

 グライド財団は、サンフランシスコのテンダーロイン(Tenderloin)地区にあるグライド記念教会(Glide Memorial Church)の関連団体で、貧しい人びとに食事や支援を行っている。昼食会参加権の競売によるこれまでの寄付総額は900万ドル(約7億2000万円)に上る。(c)AFP