【4月27日 AFP】エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)は26日、南部ルクソール(Luxor)で古代エジプト王朝のファラオ、アメンホテプ3世(Amenhotep III)の巨大な像を発掘したと発表した。

 アメンホテプ3世の葬祭殿跡で発掘された像は、高さ13メートルで、頭部はなく、7つの塊として発見された。葬祭殿の北側の入口に並べられた2体の像の1体で、紀元前27年の大地震で倒壊したと見られる。現在、像の修復が進められており、像の頭部ともう1体の像の発掘が期待されている。

 紀元前1390年~1352年にエジプトに君臨したアメンホテプ3世は、アテンを唯一神としてあがめさせ、一神教の生みの親ともされるアクエンアテン(Akhenaten)王の父親にあたる。(c)AFP