【4月22日 AFP】賭けに負け、マレーシアの格安航空エアアジアX(AirAsia X)の旅客機で女装して一日客室乗務員を務めることになった英ヴァージン(Virgin)グループのリチャード・ブランソン(Richard Branson)会長。その「すね毛を剃る権利」がチャリティーオークションにかけられることが決まった。

 賭けの勝者であるエアアジアXのトニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)CEOが18日夜、発表した。2人はそれぞれF1レースチームを所有しており、2010年シーズンの最終成績で賭けをしていた。

「すね毛剃り権」の最低落札価格は、40万ポンド(約5400万円)。

「エアアジアXの客室乗務員として、リチャードはむだ毛を剃らなければならない。どうせなら自分で剃るよりも、乗客も一緒にちょっと楽しめるチャリティーイベントにできないかと、リチャードと私で考えたんだ。われわれ2人が意見を同じくしたのは、これが初めてだよ。それだけでも高額で落札する価値はあると思うね」と、フェルナンデスCEOは語った。

 エアアジアXによると、オークションに参加するためには、5月1日のロンドン発クアラルンプール行きのエアアジアXのチャリティー便の搭乗券を買う必要がある。「すね毛剃り」イベントはロンドンのスタンステッド空港(Stanstead Airport)で離陸前に開催される。

 発売される搭乗券は160席分で、機内では英マジシャンによるマジックショーや、元F1チームオーナーのエディ・ジョーダン(Eddie Jordan)氏のバンドによる生演奏などが楽しめるという。(c)AFP

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