【2月21日 AFP】中国から東京の上野動物園にやってくる2頭のジャイアントパンダが21日、上海(Shanghai)に向けて四川(Sichuan)省の飼育施設を旅立った。2頭のパンダ、オスの比力(ビーリー、Bili)とメスの仙女(シィエンニュ、Xiannu)は、上海から飛行機で東京に向かう。  上野動物園を運営する東京都は、パンダのリース料として1年あたり95万ドル(約7900万円)を今後10年間にわたって中国側に支払う。リース収入は中国の自然保護に使われるという。  報道によると上野動物園は、パンダ受け入れのため約9000万円をかけてパンダ施設を改修し、暖房設備や遊び場の新設などを行った。2頭のパンダは、来月には日本名がつけられて一般公開される。  上野動物園の周辺ではパンダをデザインした小旗が並び、パンダにちなんだメニューの提供を始めたカフェも現れるなど、歓迎ムードが高まっている。(c)AFP