【12月20日 AFP】中国の遊園地に、日本の人気アニメ「機動戦士ガンダム(Mobile Suit Gundam)」のモビルスーツ(ロボット)「ガンダム(Gundam)」そっくりの巨大立像が登場した。しかし、現地からの情報によると、20日には立像は撤去されたもようだ。

 ガンダムそっくりの巨大ロボット立像が登場したのは中国・四川(Sichuan)省成都(Chengdu)の遊園地「国色天郷楽園(Floraland)」。フジテレビ(Fuji Television)が、同園にあるガンダムそっくりの中国のロボット立像の様子を映し出した。

 中国の巨大ロボットは、都内で展示されて人気を博したガンダムの巨大立像と同様、肩の部分に「EFSF」と「WB」というロゴが表示されている。ガンダムファンならご存じだろうが、これはアニメに登場する「地球連邦軍(Earth Federation Space Force)」と、ガンダムの母艦である「ホワイトベース(White Base)」の略称だ。

 フジテレビによると同園の広報は、「完全なオリジナルだ」と説明した上で、多くの人がガンダムに似ていると言うので「改造する」ことにしたと語った。

 一方、20日には、同園関係者がこの立像の存在を否定。現地の目撃者は、AFPの取材に、立像がすでに撤去されたようだと語った。

 しかし、これで「模倣騒動」が一件落着というわけではなさそうだ。

 フジテレビは、日本の特撮テレビ番組「ウルトラマン」のウルトラマンにそっくりの立像も放映したのだ。(c)AFP