【12月8日 AFP】英ロンドン(London)でスピード違反で違反切符を切られた運転手が、2年後に南半球ニュージーランドで、同じ警官にまたスピード違反で捕まった。

 現地紙ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)によると、英国に住んでいたアンディ・フリットン(Andy Flitton)巡査は2年前、ロンドンでスピード違反の運転手を取り締まった。

 その後、フリットン巡査はニュージーランドへ移住し、また交通警官として勤務していたが、この9月に南島のハイウェイで、2年前に会ったこの運転手をまたスピード違反で捕まえた。最初は気づかなかったが、違反切符を書いている時、運転手に言われて思い出したという。

「彼に、ロンドンで働いていなかったかと聞かれたんで、イエスと答えた。すると彼は、ノースロンドンのA5号線で私がスピードガンを使って取り締まりをしていなかったかと聞くんだ。だから、それもイエスと答えたら、『だと思った。この前切符を切られたのは2年前、あなたにもらったんだよ』と言われたんだ」

 運転手は、「宿敵」がいるとはつゆ知らず、2週間前にニュージーランドへ引っ越してきたばかりだったという。

 フリットン巡査は、「何か縁があるにちがいない。人生で2回だけ交通違反を犯して、2回とも同じ警官から切符をもらうなんて。世界は狭い、の典型だね」と述べた。(c)AFP