【10月30日 AFP】外国人は長い間、「英国の食事」を無個性で不健康な食事の代名詞のようにみてきたが、29日に発表された最新の調査によると、英国の食事への評価は変わっているようだ。フランス人の評価は相変わらずだが。

 英観光庁の観光キャンペーン「VisitBritain」は、36か国からの観光客2万6000人を調査。うち27か国の人びとの過半数が「英国の食事はとてもまずい」という質問文に同意しなかった。

 ロシア、エストニア、エジプトの3か国は、英国の食事を最も喜んで食べた。その一方で、スペイン、イタリア、日本、フランスからの観光客はほとんど感銘を受けなかった。特にフランスは隣国の英国の食事については長らく疑いの目を向けている国だ。

 また、英国への旅行予定がある人たちにも質問。目玉焼きとソーセージとベーコンとブラックプディング、そして時にはマッシュルームとグリルトマトも付いてくる英国の伝統的な朝食について聞いた。

「以前から英国風朝食(イングリッシュ・ブレックファスト)をフルコースで食べてみたいと思っていた」との質問に肯定的だったのはロシア人やブラジル人、インド人。一方、どちらともつかない回答をしたのはアイルランド人とドイツ人だけだった。

 この調査は、世界各国の「ブランド力」を調査するアンホルトGMIブランドインデックス(Anholt GMI Brand Index)の一環として行われた。(c)AFP