【10月26日 AFP】イタリア南部の町カステラマーレ・ディ・スタビア(Castellammare di Stabia)で25日、肌を露出しすぎる服装などを禁じる条例が議会で可決された。

 町議会によると、短すぎるスカート、ジーンズを下げすぎた腰履き、開きすぎた胸もとなどが、「非社会的行為」とみなされるという。町長は「これでカステラマーレも洗練された町となる」と満足感を示した。

 採決に先立ち、野党の女性議員が「ミニスカートデー」と題した小規模な抗議集会を開くと、町長は「ミニスカートは規制の対象外だ。ミニスカートは、もはやスカートと呼べないほど布地部分が小さく、下着が見えてしまわない限り、露出の多い服装とはみなされない」と苦しい説明をした。

 同条例は、神の冒とくや、公衆の面前での肌を露出した日光浴、さらには、多くの町民の娯楽であるサッカーを多くの公共の場でプレーすることまで禁じている。

 イタリア政府は各自治体の首長に治安維持のために大幅な権限を与えている。(c)AFP