【9月8日 AFP】「世界一身長が低い人」のギネス世界記録(Guinness Book of World Records)を目指すネパールの身長56センチのカジェンドラ・タパ・マガル(Khagendra Thapa Magar)さん(17)が7日、ニューヨーク(New York)を訪れ、大スター並みの注目を集めた。

 マガルさんは、米国の見世物博物館「Ripley's Believe It or Not!」によるPRツアーの一環としてニューヨークを初めて訪れた。タイムズスクエア(Times Square)では、Magarさんを一目見ようと人びとが押し寄せた。

 白いシャツに細い縦じまのグレーのジャケットを着たマガルさんは、恥ずかしそうに笑顔を浮かべ、カメラの列とタイムズスクエアのまばゆいネオンサインに目をぱちくりさせていた。

 ギネス世界記録は6日、「世界一身長が低い人」にコロンビアのニノ・エルナンデス(Nino Hernandez)さんを認定した。エルナンデスさんよりも5.08センチ低いマガルさんはまだ17歳で成人ではないために、認定の対象外なのだという。

 しかし、マガルさんは来月ついに18歳になる。「世界一身長が低い人」の認定は確実だ。

 マガルさんの通訳は「(マガルさんは)とても幸せそうだ。よく笑っている。ガールフレンドが欲しいだって。背の低いガールフレンドじゃなくて、背の高いガールフレンドが良いみたいだ」と述べる。「(マガルさんは)医者になりたいんだ。学校を卒業しても勉強を続けたいそうだ」

「Ripley's」の展示会を担当するエドワード・メイヤー(Edward Meyer)副社長によると、6日夜に街に繰り出したとき、マガルさんはニューヨークのブロンド美女たちに特別な関心を示していたという。「ネパールにはブロンド女性がいないから、ブロンドのとりこになったようだよ」と語った。(c)AFP

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