【7月1日 AFP】米IBMは6月30日、世界の20都市を対象に行った自動車通勤の苦痛度調査で、北京(Beijing)とメキシコ市(Mexico City)がワースト1位となったと発表した。

 この調査は、世界の主要20都市で自動車を運転して通勤する8192人を対象に質問調査を行い、通勤時間や交通渋滞、これに伴うストレス、イライラ感、仕事への影響などがもたらす苦痛レベルを「通勤苦痛指数」(最大100ポイント)として表したもの。

 その結果、北京とメキシコ市の「通勤苦痛指数」は99ポイントだった。過去3年間の自動車通勤状況の変化を尋ねたところ回答者の多くが悪化したと答えたが、北京では公共交通機関が拡充されたことから改善したと答えた人が48%に上った。

 一方20都市の中で最も苦痛レベルが低かったのは15ポイントのストックホルム(Stockholm、スウェーデン)だった。

 IBMは、世界規模での経済活動レベルに交通インフラ整備が追いついてないことが、自動車通勤に苦痛をもたらす主な原因となっていると指摘している。(c)AFP

【参考】「通勤苦痛指数」に関するIBMのプレスリリース(英語)