【6月9日 AFP】英国の故ダイアナ元妃(Princess Diana)がチャールズ皇太子(Prince Charles)の婚約者として1981年に初めて公の場に登場した際に着用していたドレスが8日、ロンドン(London)で行われたケリー・テーラー・オークションズ(Kerry Taylor Auctions)の競売「パッション・フォー・ファッション(Passion for Fashion)」に出品され、チリのファッション美術館が19万2000ポンド(約2500万円)で落札した。

 予想落札額3~5万ポンド(約400~660万円)を大幅に上回ったこの黒のタフタドレスは、当時19歳だった元妃のために、エリザベス・エマニュエル(Elizabeth Emanuel)とデービッド・エマニュエル(David Emanuel)の元夫妻がデザインしたもの。夫妻は元妃のウエディングドレスもデザインしている。

 ダイアナ元妃とチャールズ皇太子は1981年7月に結婚するも、92年に別居。96年に離婚した。元妃は97年にパリ(Paris)で交通事故により死亡。皇太子はその後、カミラ(Camilla)夫人と再婚している。(c)AFP

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