【3月24日 AFP】24日に発表された「アジア人が暮らしやすい世界の都市」を選ぶ恒例の調査で、シンガポールが首位の座を守った。2位にはオーストラリアのシドニー(Sydney)が入った。

 調査は人材コンサルティング会社ECAインターナショナル(ECA International)が毎年行っているもので、シンガポールの住みやすさの理由には、充実したインフラや医療サービス、低い犯罪率、大気汚染の少なさなどが挙げられた。

 シンガポールよりも下の順位になった中国の香港(Hong Kong)や北京(Beijing)、インドのニューデリー(New Delhi)などは、暮らしやすさを悪くする主な理由として大気汚染が挙げられた。

 ECAインターナショナルは「アジアの多くの都市では依然として大気汚染が大きな問題になっている。ニューデリー、北京、香港は大気汚染が最もひどいグループに入っている」と指摘している。またアジア地域の多くでは、医療関連施設も問題だという。

 トップ15都市のなかに日本から神戸、横浜、東京が3~5位に入った。続いてデンマークの首都コペンハーゲン(Copenhagen)が6位、オーストラリアのキャンベラ(Canberra)が7位、香港が8位だった。一方、北京は100位、ニューデリーは185位だった。(c)AFP