【3月16日 AFP】東京都が漫画やアニメ、ゲームソフトにおける児童の性行為描写規制を強化するため都議会に提出した青少年健全育成条例の改正案をめぐり、ちばてつや(Tetsuya Chiba)さんや里中満智子(Machiko Satonaka)さんら漫画家が15日都庁で記者会見を開き、改正案に反対する姿勢をアピールした。

 都議会の与党・民主党(Democratic Party of Japan)議員に向けた共同声明の中でちばさんらは、改正案が表現の自由を侵害する恐れがあると指摘している。

 19日の都議会総務委員会で採決される改正案は、18歳未満と判断される子供を「非実在青少年」と規定し、こうした子供の性的行為を描写した作品を青少年に販売しないよう業界に規制強化を求めている。さらに、性暴力などの描写を含む著しく反社会的な作品は不健全図書に指定し、青少年への販売・閲覧を禁止するという。(c)AFP