【1月16日 AFP】米テキサス(Texas)州カーソン郡 (Carson County) にある核兵器組み立て・解体工場付近で15日、ハンター2人がカモ猟を楽しんでいたところ、危険人物と勘違いされ同工場が一時緊急閉鎖される騒動となった。

 地元の保安官事務所は同日午前7時20分、地元にある核兵器組み立て・解体工場パンテックス(Pantex)から「迷彩服を着て武器を持っている男が工場から数キロの地点にいる」との通報を受けた。

 駆けつけた保安官が確認したところ、2人は同工場の従業員で、付近の野原でカモ猟をするためワナと隠れ場所を設置していただけだったと判明した。ハンターたちは保安官の取り調べに対し非常に協力的ですぐに身分証明書を提示したという。

「ハンターたちは地元の人たちが普通にやっていることをしていただけだった」と地元の保安事務所の保安官は話している。

 2人はその土地の所有者から狩猟を行う許可も得ていたとされており、今回の件に関して起訴されることはないもよう。(c)AFP