【12月27日 AFP】ヨットによる世界最年少の単独無寄港の世界一周を目指して航海を続ける16歳のオーストラリア人少女、ジェシカ・ワトソン（Jessica Watson）さんが27日、出港から無事に70日目を迎えた。

　ワトソンさんは今年10月18日、全長10.23メートルのピンク色のヨットに乗りオーストラリアのシドニー港（Sydney Harbour）を出港した。

　ワトソンさんの広報担当者によると航海は計画を上回るペースで順調に進んでおり、これまでの航行距離は8000カイリを超えた。大きな嵐には遭遇していないが、海上では3～4メートルのうねりと風速25ノットの風が絶えないという。

　ワトソンさんのブログによると、クリスマスは「（私が）今まで経験した中で最も霧が深い日」となり、同日は、家族と電話で話したほか、好物を食べたり船内に保管してあったプレゼントを開けたりして、1日を過ごしたという。

　今後は南米のホーン岬（Cape Horn）を通過して南大西洋に入り、アフリカ最南端の喜望峰（Cape of Good Hope）を回って、来年5月に総距離2万3000カイリ（約4万3000キロ）に及ぶ航海を終える予定だ。(c)AFP


【参考】ジェシカ・ワトソンさんのブログ