【12月7日 AFP】6日の中国国営メディアの報道によると、中国当局はインターネット検閲の一環として、ポルノサイトを通報したユーザーに最高で1万元(約13万円)の「懸賞金」を支払うキャンペーンを開始した。
 
 新華社(Xinhua)通信は、懸賞金制度開始から1日で、中国のインターネット違法悪質情報通報センター(Internet Illegal Information Reporting Centre)に設けられたホットラインに、500件を超える電話と1万3000件を超えるメールによる通報が押し寄せたと報じた。当局は情報の寄せられたひわいな内容や広告を含むウェブサイトや携帯電話用サイトの確認に奔走している。

 予想以上の通報の多さに、公衆道徳に有害なサイトを追放しようという新キャンペーンが、かえってユーザーたちにポルノサイトを閲覧させることになっているとも考えられる。

 同センターでは、各ウェブサイトにつき最初に情報を寄せた人物には、約1000~1万元(約1万3000~13万円)の懸賞金が支払われると発表している。各情報に対する妥当な金額は、そのための委員会が検討して決める。(c)AFP