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アルビノを呪術師の魔の手から守れ!歌手サリフ・ケイタと赤十字社が緊急アピール

  • 2009年11月20日 12:16 発信地:ナイロビ/ケニア
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  • 呪術のためのアルビノ殺害事件
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マリの首都バマコ(Bamako)で、娘のナンティ(Nanty)ちゃんを抱く歌手のサリフ・ケイタ(Salif Keita、2009年1月10日撮影)。(c)AFP/HABIB KOUYATE

【11月20日 AFP】マリの世界的歌手サリフ・ケイタ(Salif Keita)と赤十字社(Red Cross)は19日、アルビノ(先天性白皮症の人)の惨殺事件が多発しているアフリカのグレートレークス(Great Lakes)地方において、アルビノのより良い保護を求める共同アピールを出した。

 ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)での共同アピールに立ち会った国際赤十字社・赤新月社連盟(International Federation of Red Cross and Red Crescent SocietiesIFRC)のMatthias Schmale氏は、「関係各国政府は犯罪者に法の裁きを受けさせるなどといった、なすべきことを十分に行っていない」と述べた。

 この2年間で、タンザニアとブルンジでは少なくとも56人のアルビノが殺害されるとともに遺体が切断され、そうした体の一部が、幸運のお守りの材料にする目的で呪術(じゅじゅつ)師に売りさばかれている。

 マリ出身の歌手で人権活動家、自らもアルビノであるサリフ・ケイタの財団も、赤十字社と歩調を合わせている。サリフの兄弟であるママドゥ・ケイタ(Mamadou Keita)氏は、AFPに対し次のように語った。「サリフは60歳で、アフリカ大陸で最も年配のアルビノの1人。アルビノは、産まれた時に故意に殺されたり、他人に殺害されたり、皮膚がんで命を落としたりしている。社会の中で保護されていなかったり、治療を受けられなかったり、疎外されたりしているからだ」

 ブルンジ・タンザニア両国のアルビノ殺害事件では、これまでに数人が逮捕され、いずれも重い禁固刑を受けている。しかし、呪術師にお守り作りを依頼した人物たちについては、いまだに明らかになっていない。

 アルビノに関する迷信は、アフリカのいくつもの共同体で何世紀にもわたり根強く残っており、アルビノの体の一部は高値で取引されている。一連のアルビノ殺害事件は、2年前にタンザニアで口火を切った。

 IFRCの報告書は、「アフリカのこの地域に住むアルビノたちにとっては、全くの不運だ。世界的な経済危機の時に、アルビノたちは一獲千金を狙う者たちの犠牲になる。こうした殺人者は(少なくとも裕福な)クライアントを抱える呪術師の手足となっている」と述べている。

 タンザニア警察は、アルビノの体の部位がすべてそろったもの(手足4本と1対の耳、性器と鼻と舌が含まれる)の値段を7万5000ドル(約670万円)と推定している。

 タンザニア赤十字社は、アルビノ殺害事件の多発地域における人道活動に、24万6000ドル(約2200万円)の支援を要請した。

 サリフ・ケイタは今月初め、アフリカのアルビノたちにささげる新アルバム「La Difference」をリリースしている。(c)AFP

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