【11月4日 AFP】ドイツ・ハンブルク(Hamburg)近郊に住む体重230キロの男性が、動物園でX線撮影を受けるよう勧められたがこれを拒否し、その後死亡していたことが明らかになった。独紙ビルト(Bild)が3日、報じた。

 死亡したトーマス・レスマン(Thomas Lessmann)さん(51)さんは、たびたび意識を失うこともあるほど体調を崩していた。病院に検査に行ったところ、病院側から近くの動物園に行くよう提案されたという。

 レスマンさんはプライドを傷つけられ、動物園に行くことを拒否。13日後に死亡した。死因は明らかになっていない。

 病院側は、レスマンさんはほかの患者と同様の対応を受けていたとしながらも、「人間用の医療機器は、最大で体重200キロまでしか使用することはできない」と説明している。妻ペトラ(Petra Lessmann)さんはビルトに対し、「医師たちにからかわれているかのようだった」と語った。(c)AFP