【11月4日 AFP】世界では、北米と南米のすべての成人を合わせたより多い約7億人が「隣の芝生は青い」と思っており、別の国に永久移住したいと考えている。米世論調査企業ギャラップ(Gallup)が3日、このような調査結果を発表した。

 調査は、2007年から今年にかけて、135か国の15歳以上の男女約26万人に対し、電話または対面方式で行われた。

 その結果、海外に永久移住したいと答えた人の割合が最も高かったのはサハラ以南のアフリカ諸国に住む人々で、その数は約1億6500万人、この地域の人口の38%にのぼった。

 逆にこの割合が最も低かったのはアジア諸国で、移住したいと答えた人は10人に1人だった。

 最も人気のある移住先は米国で、永久移住を希望する人の約4分の1にあたる約1億6500万人が移住したいと回答した。

 次に人気のある移住先は英国、カナダ、フランスで、それぞれ約4500万人。5位はスペイン(3500万人)、6位はサウジアラビア(3000万人)、7位はオーストラリアとドイツ(各2500万人)だった。(c)AFP