【11月3日 AFP】(一部訂正)英旅行ガイドブック専門出版社ロンリープラネット(Lonely Planet)は2日、2010年向けの「世界で最もホットな旅行動向、旅行先、旅程」などをまとめたガイドブック「ベスト・イン・トラベル2010(Best In Travel 2010)」を発表した。不動の人気を誇るタイなどに加え、世界的な金融危機のおかげで、アイスランドとロンドン(London)が世界で「最もお得な旅行先」の上位に入った。

「最もお得な旅行先」には、上記3つの国・都市のほかにも、南アフリカやインド、マレーシア、メキシコ、ブルガリア、ケニア、ラスベガス(Las Vegas)が入っている。

 同ガイドによると、金融危機で打撃を受けたアイスランドは以前のように目の飛び出るような物価高が収まっており、「最もお得な旅行先」のトップに挙げられた。2位には、「長年にわたって十分な価値を提供している」タイが選ばれた。

 一方、費用がかかる旅行先の1つとされたロンドンは、もはや様変わりし、「有利な外貨レートによって、旅行者は2、3年前の最大半分の価格でホテルや食事を楽しむことができる」とされている。

 総合面での上位10か国は、エルサルバドル、ドイツ、ギリシャ、マレーシア、モロッコ、ネパール、ニュージーランド、ポルトガル、スリナム、米国となっている。

 同じく上位10都市は、アラブ首長国連邦(UAE)・アブダビ(Abu Dhabi)、米サウス・カロライナ(South Carolina)州チャールストン(Charleston)、アイルランド・コーク(Cork)、エクアドル・クエンカ(Cuenca)、トルコ・イスタンブール(Istanbul)、京都、イタリア・レッチェ(Lecce)、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ(Sarajevo)、シンガポール、カナダ・バンクーバー(Vancouver)となった。(c)AFP