【11月1日 AFP】写真はアフガニスタンのじゅうたん織り工房で働く少年少女たち。アフガニスタンでは多くの子どもたちが、読み書きを覚えるのもそこそこに、家計を助けるために働いている。午前中働き、午後に学校に行く子もいる。そうした子どもたちの家族は、約30年にもわたる国内の混乱でパキスタンなど周辺国に流出し、最近帰国した難民たちだ。

 じゅうたん1枚を織って子どもたちが得られる賃金は、店頭価格よりもずっと安い12,000~13,000アフガニ(約21,700~23,600円)で、できあがったときに支払われる。

 アフガニスタンは国連(UN)の「子どもの権利条約(Convention on the Rights of the Child)」を批准しており、憲法でもその他の国内法でも子どもの権利が保護されているが、2007年の国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の発表によると、実際には7~14歳の子どもの4人に1人が労働に従事している。アフガニスタン独立人権委員会(Afghan Independent Human Rights Commission)では、首都カブール(Kabul)だけで約6万人の子どもが働いていると推計している。(c)AFP